「聖女の救済」 東野圭吾

ネタバレに一応ご注意ください。
ちょっとした感想でそんなたいした事は書きませんが。



たまには書こう読書感想。珍しく届いてすぐ読んだ「聖女の救済」について。
草薙刑事が容疑者に恋すると聞いて思わず買ってしまった。だって彼は同じ理系オンチとしてガリレオシリーズの癒しなんだもの。
でも想像してたような感じじゃなかった、いい意味で。もっと京極の木場刑事みたいな状態になっちゃうのかと思ってたけど、そんなに暴走もしてないし惑わされてもないじゃない。そりゃ多少惚れちゃってるなあ…というところもあったけど、そんなに的外れなことしてるわけでもないし。
湯川が助かりそうもない子猫を拾ったときと同じ目をしてる…とか言うようなことを言ってましたが、それって恋じゃない気もするしなあ。
短編集の方は買ってないし読んでないのでこれが原作版での初内海刑事ですが、なんかドラマ版だと凄く草薙刑事を尊敬してる風だったのに全然違うな、おい。普通に失礼な後輩に見えるよ。勘で突っ走ってる依怙地にも見える。
湯川を引きずり込む根拠もなんか薄くて、それで草薙は恋してるとか言ってるようだし。
刑事としてまず草薙を信用してないみたいなのが残念だった。湯川はフォローしてくれてたけど。自分とは違う方向でもちゃんと的を得た捜査をしてる先輩に対して失礼すぎる。
まあ、犯人を確信してる内海とその人だけは犯人でいて欲しくない草薙が対立するのは当たり前なんだけどね。

ここからちょっとだけトリックについてと犯人について。

ガリレオシリーズにしてはわかりやすいというか、理解できるトリックだったなあ。なんか必要なのは根気だけというか。殺された男の言ってる事はわかるけど、あんな男が自分の夫でなくてよかったとも思った。
しかし妻も妻だ。どっちもどこに愛情があったのか正直わからないです。妻の方にも私が思う愛情はない気がします。執念とか情念は満ち溢れてるけど。
虚数とかはわからんのでスルー(すいません、本気でアホなんです)そんな読み方でいいのかどうか。駄目でもわからないものはわからない。
物凄くどうでもいいことですが私の生まれる遥か前になくなった祖父は国大の物理学の教授だったそうです。その血が流れているはずのにわたくし、高校2年の時の物理の授業において1年間で4行しかノートを取ってなかった。多分図形描くのが面倒くさかったんだと思う。酷すぎる。祖父の血はどこへ行ってしまったんだろう。息子である父も理系じゃないし。

最後3人で飲みに行ってたのはちょっとよかった。やはり湯川のワトソンは草薙がいいなあと思ってるんで。でも短編集では違うようですが。これでなんとか元に戻らないものか。
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by hyakurin | 2008-10-26 01:35 | 読書感想 | Trackback(1)

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Tracked from 大村の「PREMIUM」日記 at 2008-11-22 22:43
タイトル : 「聖女の救済」
 映画「容疑者Xの献身」が大ヒット公開中の中、東野圭吾の最新作「聖女の救済」を読みました。いや~実に面白い。「容疑者Xの献身」を超えるスリルを感じました。  買ったのは一か月ほど前。東野圭吾の最新作「聖女の救済」と「ガリレオの苦悩」が書店に並らんでいたのを見て、迷わず長編ものの「聖女の救済」を買いました。  その頃には、別の作家の小説を読んでいたので、そんれを読み切ってから手をつけようと思い、読み始めるのを楽しみにしていました。  今週の月曜日に、その小説を読み終わり、この「聖女の救...... more