雑日記 オウム

本日オウム真理教の麻原彰晃ら7名が死刑執行と言うニュースに朝からずっと釘づけでした。
ひとつの時代の終わり。


私がオウム真理教を知ったのは高校生の時でした。
兄が最近色んな大学で新興宗教(当時はまだカルトと言う言い方はしてなかったと思う)の奇妙な勧誘があって、その宗教の道場のひとつがわりかし家に近いところにあるとある時言い出しました。
その道場の噂は私も聞いた事があって、なんか妙な服装(いわゆるオウム服)の人がいたり、若い人がよく出入りしていて中では怪しい音楽に合わせてなにやらやっていると言うのです。
物見高い兄は友達とその道場へ行ってみると出かけて行きました。
次の日に会ったら兄がなんだか複雑な表情をしていて、詳しい事は言いませんでしたがちょっとふざけて見に行くようなところじゃなかったと珍しく反省しているようでした。そして私にも「近づくな」と言って持ち帰ったパンフレットはすぐ捨てていました。
まあ私は端から興味もないのでその時はそれだけでしたが。

それからしばらくしてオウム真理教は選挙に出ます。
私が学校へ行くときに使う駅がある日一夜にしてずらっと麻原彰晃のアップのポスターで一色になってびっくりしたし、なんだか不気味でなりませんでした。
休みの日に繁華街へ出かけたらそこでは選挙運動をしていて、それがまた例の音楽やら踊りやらで異様なのです。
そこで私は帰ろうとしたところで麻原彰晃が出て来ました。
遠目にはただの小汚いおじさんにしか見えませんでしたが、周りの信者の熱狂ぶりが恐ろしく「しょーこーしょーこー」と歌い始めたのですぐその場を離れました。
それからなんとなく私はこの教団のニュースやらを気にしていたと思います。
また坂本弁護士事件の捜査署は私の住んでいるところの警察署でしたので。

そして時が経ってあの地下鉄サリン事件。
私は当時毎朝横浜市営地下鉄に乗って通勤していました、とても他人事には思えない事件でした。
あの地下鉄に乗っていた人はみんな、その日が特別な日ではなく特に何も考えずいつものように乗り合わせただけ。それであんな目に遭わなければならないなんて、言葉に今でもならないです。


強制捜査で麻原彰晃が逮捕されるのを見た時も、今日の死刑執行を聞いた時もあの時ちらっと見ただけの人であってもそんな人が死刑にされると言うのは中々、奇妙な気持ちです。
軽々しい気持ちでオウムの道場へ行った兄が信者にならないでよかったなとも思うし、そんな身近に落とし穴があったと言うのもなんだか恐ろしい。
経過をずっと見ていた人は多分、これからも得体のしれない何かがこれで片付く訳ではないのかなと思います。
そして知らない世代の人にも知って欲しいと思うのです。

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by hyakurin | 2018-07-06 17:09 | 日記 | Trackback

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