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春風亭昇太 独演会(関内ホール9月28日)

ついに落語デビューしました。
とりあえず落ち着いてから書こうと一旦寝たくらい、とても楽しくて興奮しました。何から書いたらいいのか今も分からんです。
まあ、だらだらいつものように。

場所は横浜関内ホール。行くのがあまりに楽で泣いた。普段は東京行くのが多いので家からバスだけってもう楽で楽で。しかも降りたらすぐ目の前が会場なんだもん。蒸し暑くて大変だったのでありがたかった。もっとも中途半場に早く着いちゃったからうろうろしてたんですがまあ客の年齢層高い高い。
昇太師匠なのでもう少し若いかと思った。若い人もいたけど、これも最近のライブだと周りが若くてこそこそしてたので気が楽に。全体的に落語にはあまり親しみがないのかなって人も多かったです。初めての私が言うのもなんだけどこれにはまあちょっと理由があるので後々。
関内ホールに初めて入った地元民。県民ホールとか文体(文化体育館)は行くけどなぜかこっちには縁がなく。とても見やすいいいホールですね古いけど。トイレはもう少し何とかしてほしい。

後ろがサラリーマンのグループでずっとデカい声でトークしてたので、早く入らなければ良かったと後悔。本も持ってないし(本さえあれば私はどこでも自分の世界に入れます。入りすぎて支障を来すくらい)
「出てきたらよ!昇太!って叫ぶの?」とか言うから勘弁してよーと思ったらまとめ役っぽい人が、言わない、言う人多分この会場にいないって言ってくれて良かった。
会場には昇太師匠らしい音楽が流れていたのですが、周りの会話が凄くてな。最初のトークで私服で登場したのに「私服?」とかデカい声でな。いやでも、マナーは決して悪くなかったですよ。普段のお笑いのライブに比べたら天国よ。

始まったらば「立川志の輔です!」って元気に登場、トークテーマは笑点の司会就任についてとか。これがまあまあ長かったのかな。コロッケそばの話とか。ホントにお好きなんですね。私もコロッケとかお蕎麦が好きだったらよかったなって思うくらいの熱弁。
ゲストの立川生志師匠の紹介も面白く、会場一気に温まる。実に一体感があっていい感じ。
生志師匠と同じ区住まいと知って近くていいですよねーと勝手に親近感を抱く。

演目
一、オープニングトーク
一、道具や(生志師匠)
一、初天神
一、宴会の花道
仲入り
一、不動坊

意外だったのが初天神でしょうか。昇太師匠がやるのも珍しいみたいなんですが、私これって正月にやる噺なんだと思い込んでました。別にそういう縛りないんですね。
そうなんです私、この演目全部知ってました。以前、落語を聞く人になろうとして挫折した経験生きてる。意外。
それとあれだ、私が子供の頃から「パタリロ」読者だからかもね。あの作品って初期の頃は特に落語がベースの話が多いんですよ。落語に違和感がないのもそのおかげかもしれないなあ。
とにかく緊張してたのが馬鹿みたいにすぐ楽しめるようになりました。
で、初天神のマクラがまた長かったんです。志の輔師匠のお話をしてて「僕と同期ですから」って言ったら客席から驚愕の反応があったものだからそこから更に志の輔トークするする。ホントにお好きなんですねえ。落語界の友達は僕だけですからねって聞きようによっては自慢みたいです。

初天神は団子も凧揚げもある。全部入りは初めて聞いた。昇太師匠の動きも激しく、子供の演じ方が嫌いだと公言するだけあって凄く目線がシビアなんだなあ、それがまた面白い。私が知っている初天神には出て来ない河童で死ぬほど笑いました。凄いなあって早くももう夢中ですよ昇太師匠に。
生着替え、脱いでも昇太師匠からはまったくエロスの香りはしないのですが(襦袢は着てるし)やっぱり初めて見るとちょっと恥ずかしいなって思ってたらなぜか発生する手拍子。なんか違う見世物みたいになってるよ、盛り上げなのか他でもやるのかは分からないけど。丸めた着物を袖へ蹴り込んで宴会の花道へ。
これ嬉しかったなあ、昇太師匠の新作で初めて聞いたのがこれだったので。汗を拭いながらの熱演です。お客さんもとにかく見入っています笑っています。いい感じだなあってホントに楽しい。

仲入りから不動坊へ、昔から憧れだった綺麗なお嫁さんを貰える事になって浮かれまくる男の演じ方がもう、素晴らしい。不動坊は細かいところは知らないので何も考えずずっと笑ってました。いやまあ全体的にそうでしたけど。それでいいでしょう、私なんか考えたってねえ。面白いだけで十分です。

トークが長かったとの事で終わってみれば9時をだいぶ回ってました。昇太師匠は損した気分みたいな事をおっしゃってましたけど客側としてはとても楽しくて楽しくて、最高でした。なんか最初からいい物見すぎちゃったんじゃないかって思います。
昇太師匠はなんかもう、一瞬も目が離せないような人でした。凄い。
来月は開いて、11月にまた聞きに行きます。なんかそれまでに落語、ハマって行きそうな雰囲気です。すでに他の人の初天神とかちゃんと聞いてみようって思うもの。人によって同じ演目でも全然違うのが落語の面白いところなんでしょうね。
ああなんかヤバイ事になりそうだけど、とても嬉しい。私もようやく、何かまた新しい事を楽しめるようになりました。













ここからは私のただの独り言。実にくだらないので読まなくていいです。


そういう後悔は嫌いなんだけど、ああもっと早くに昇太師匠にハマりたかったと昨日つくづく思いました。
前に落語を聞く人になろうとしたときもうちょっと粘ってちゃんと趣味にしてれば即昇太師匠のファンだったろうなあ私。落語家としてもそうですけど、なんと言ってもあの童顔ですよ。童顔フェチの私といたしましては昇太師匠、ホントに好き。見逃してたのを恥じるくらい、素晴らしい童顔。
と言うかあれで56歳とか嘘でしょ。色白で肌が綺麗だからより若く見えるのでしょうか。肌艶の良さが凄い。そしてあえて言うけど、可愛い方ですよねえ。構成するフォルム、要素のすべてが可愛い。見てるだけでなんか和む。
それにねえ、笑点ね。子供の頃のイメージで凝り固まってちゃんと見た事がなかったのを今年に入って深く後悔しました。
まあBSで10月から歌丸司会の再放送もやるようなので超見ますけど、そもそも私向きだったのにね。
だって、笑点の大喜利ってブラックネタ凄いですよね。「孤独死」とかであんなにどっかんどっかん笑い取るとか凄いですよ。もちろん私も死ぬほど笑いました。大好きブラックネタ。最近はそうでもないかなー。
それと着物、着物の男性って素晴らしい。特にこう、斜め後ろくらいから見ると実に色っぽい。女性の着物は至極どーでもいーわたくしですが、着物の男性が物凄く好きなんですよ。女性の着物も物としては綺麗ですけどね。着ようとは思わないし(七五三以降まったく着た事がない)時代劇も着物が好きだから見てるってのも少しあるかも。
まあ、そんなキモい視点で笑点見てるヤツもそういないと思うしそれはどうでもいい。
笑点ちゃんと見た事がない人は一度見てみるといいと思うのです。
今は今で司会がいじられまくるというかつてない新しい笑点が楽しめます。


by hyakurin | 2016-09-29 10:21 | お笑い・落語 | Trackback | Comments(2)

Commented by saheizi-inokori at 2016-09-29 21:55
あたかも眼前にいるような気分を味わいました、ありがとう。
久しく昇太を見てないので。
不動坊の幽霊騒動、思い出しても可笑しいですね。
権太楼の不動坊も面白いですよ。
Commented by hyakurin at 2016-09-30 09:19
> saheizi-inokoriさん
コメントありがとうございます!
落語のレポってどこまで書いていいのか分からなくて結局だいぶ削ったりしたのですがそれでも読んでいただいて嬉しいです。
不動坊は湯屋での悶えから幽霊がご祝儀貰っちゃったりして凄く面白かったです。
権太楼さんをお勧めいただいたのも嬉しいです。詳しくないので。ぜひ聞いてみたいと思います。
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