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ボディ・オブ・プルーフ シーズン1見終わりました

とは言う物のなぜかシーズン2も間をおかずに放送されるので、とりあえず全29話のロングラン放送になっているこのドラマ。シーズン1が最近多いまず9話とか短めに放送してみて、よければシーズン2の制作決定というパターン。
でまあ、内容もこれまたよくある元天才脳外科医ミーガン・ハントが交通事故の後遺症でそれまでのような手術ができなくなり、更に医療ミスもあったりで転職、検死官となる。天才ゆえに人の気持ちが読み取れず人間関係に難があったりするものの持ち前の有能さで事件を解決、みたいな。そして医療捜査官で極めて常識人のピーター・ダンロップが公私ともにフォローする、みたいな。時には刑事のバドと対立したり、同僚(部下?)のイーサンもやや空気の読めない子だったり、検死局のトップのケイト・マーフィーが途中からミーガンの元旦那と付き合って険悪になったり、一人娘のレイシーと上手く行ってなかったりみたいな。
なんというか、よくあるというのはつまり手堅いという事でもあり、それなりには面白い。いくら天才脳外科医ったって、医者だって客商売だろうにあんな性格でよく出来てたなとかはあるけど。どこぞの法医学者みたいに浮世離れした科学者丸出しならまだしも(最近、BONESを帯放送で見始めたので余計に設定が被るなあと思いまして)検死官が捜査と言うのがやや目新しいのかなあ、なんか昔そんな小説読んだような気がするけど。と言うより、医療捜査官というのを初めて知ったよ。ホントにあるなら、アメリカってあちこちに色んな捜査官がいてさぞ混乱するだろうなと思う。と言うか字だけ見ると、医療ミスを捜査する人みたい。

ミーガンは自分は脳外科医として人を救っているという自負がありすぎて家庭を顧みずに仕事に明け暮れたあげく、交通事故を起こしてその後離婚。当然親権も取られて娘も母親をよく思ってない、元夫のトッドが娘に失格母親を近づけまいと悪く言ってたって事もあるが。ミーガンもまた自分の母親とは上手く行ってない。最初の内は事故の後遺症とかで手のしびれを気にしていたけど、途中からしなくなったなそう言えば。
そんなミーガンの娘のあしらいに助言したりしてくれるのがピーター。最終回でようやく、元警官だけど撃たれて療養中に医療が好きだと思ったから医療捜査官になったとか、実は養子とミーガンに打ち明けたり、実の親を知ろうと思ったりとか設定が語られました。そして私もよくあるが、そんな常識人のピーターが気に行ってこのドラマを見てます。

事件も話もそんなに目新しい事はないんだけど、このドラマのいいところはウザくなって嫌になる前に出来事が収まる事だと思う。ミーガンとレイシーの関係も、ミーガンは娘の誕生日に気に入られたいと高級バッグを買おうとするような母親だが、ピーターにそんなものじゃ気持ちは伝わらないと言われて即キレるような女だが、その後考えて自分の部屋の合鍵を渡したり、娘に付きまとい過ぎてまたもやピーターに意見されて再びキレながらも多少は反省して娘に接したり。
母親との関係や刑事たちや同僚との関係もそれなりにまとまったし、ケイトが元夫のトッドと付き合ってると知ってねちねち根に持ってても数話後の最後には譲歩したり、もう少し引っ張られたら嫌になってたなってのの寸前で終わってる。その塩梅はいいと思う。
今後よりピーターの事が掘り下げられたり、出番が増えればもっと私は楽しく見られると思う。
事件は普通、後味が悪過ぎたりグロ過ぎたりはしないから見やすい(BONESの後だと特に)
普通にシーズン2も見て行きたいと思います。

by hyakurin | 2012-08-15 00:23 | 海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

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