外事警察 その男に騙されるな

外事警察の映画版見てきました。いやあよかったです。ドラマ版の映画化なんですけど、これ1本で十分面白い。住本健司のやってきた事を知っていた方がサブタイトルの「その男に騙されるな」が最後でどんと効いてくるんですけど、それはそれでホントに映画だけで成立してるのがいいですね。ドラマからの積み重ねありきの映画も別に嫌いではないけど勧めやすいのはこういう映画で、この映画はオススメです。
ぜひ最後までよく考えて見てほしい、そうすると最後にある人物の一言でサブタイトルの秀逸さが光ります。
てなわけで今回はネタバレなしで極々簡単に感想を。

かつて警視庁公安部外事4課ウラ作業班主任で「公安の魔物」と呼ばれた住本健司、今は内閣情報調査室所属。その住本が北朝鮮がウランや核爆弾に必要なスイッチなどを手に入れ日本に持ち込んだという、CIAからの情報により外事警察に戻って来ると言う話なのですが、住本は戻るもなにもそもそも韓国でNIS(韓国の諜報機関?だと思う)を探っていたりで、やってる事は余り変わってなかったり。
住本はウランの行方を追う足掛かりとしてまず、スイッチの密輸に関わっている日本人女性と偽装結婚をした北朝鮮の男に近づくためにその妻を利用しようとします。この辺はドラマ版と同じ手順ですが。
更に韓国から昔は日本人妻子と日本で暮らしていたのに、突然祖国である北朝鮮に戻り核開発をしていたが脱北して韓国に隠れ住んでいた徐博士を連れてきます。住本は博士に日本に残した妻は死んだが、娘は死体も出ていないし生きている可能性がある、と末期癌の博士を力付け捜査に協力させようとしますが。
それから実はウランの行方はとか、妻は偽装結婚だと知らなかったのは実はとか、NISの捜査官が思わぬところにとか徐博士の思いがけずもいいところの行動をと事態はどんどん転換していきます。
そしてドラマ版から見ている人間は、そうでない人でもおそらく「公安の魔物」とまで呼ばれた住本の言動にどんどん違和感を覚えるようになります。住本ってこんなあまっちょろ人間だったっけと。
やがて博士の真の目的が明らかになり、住本に感じる違和感の答えは最後の5分で明らかになります。

真木よう子がいいんだ、実にいい。今までとは違う真木よう子がいた。それに何と言っても、渡部篤郎は素晴らしい。触れたら切れそうな男を演じさせたら恐らく当代一なんじゃないかって思う。
なんかあんまり客が入ってないみたいだけど、もったいない。外事警察はドラマも映画もとっても面白いのに。まあ映画館でなくとも、ソフト化したらでもぜひ見てほしい1本です。
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by hyakurin | 2012-06-11 23:19 | 映画感想 | Trackback

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