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平清盛 勝利の代償

感想、書かない方がいいと思います。

というわけでこの先まともな感想はなーんも書いてないです。ただの見て思った事です。
特にオウムがよかったと思ってる方は絶対読んじゃ駄目です。


というのもあれですよ、あのオウム。あれみんな感動したでしょう、そういう感想書いてる人が多いもんね。だからとても言えないわ、あのオウムが事切れた瞬間に大爆笑したなんて。だってあのオウム、都合よく頼長父の館に辿りついて、いろんな言葉を喋れる中から空気を読んで「チチウエチチウエ」と喋り、抱きあげられる直前で死亡。なんて演技派なの。
おまけに父上、そのオウムをかき抱き絶叫&号泣。もうまた悲しみの表現は号泣だよ…。
いや、無論の事私もですね、あのオウムがようするに頼長様の魂を具象化したものであって、最期の時に大好きな父上のところに来たのだっていうファンタジックな演出だって事くらいは分かってるんですよ、勿論。ただあのいかにも作った鳥が「がくっ」て死んじゃう。その絵面が面白すぎるのよ、なんというか「華麗なる一族」のロボ鯉のショーグンでも死ぬほど笑ったけど、どうも私の笑いのツボなんですよ作り物の生き物の演技が多分。
そんな人間にしょせん、まともな感想など書ける訳がないのです。

でもほら「正直の頭に神宿る」って言うじゃないですか。私はかつても付き合い始めたばかりの頃の夫(になる男)に、某有名テーマパークへ行こうよって誘われて「は?私、ネ○ミが二足歩行してるだけで可愛いとか思わないし」と素直な気持ちを思わず言ってしまい、夫になる男唖然。駄目だこりゃはは、早速ふられると思ったのに結局その男と結婚してますからね。そこで「わあ×××××××のパスポート安く会社で買えるんだ、すごーい勿論行く行く」とか心を偽ってたら多分結婚してもとっくに別れてると思うし。ちなみに夫は、喜ばないどころかこんな事を言う女は初めてだったと後に語っております。
何が言いたいかと言うと、夫は最初は爆笑する私を激しく非難していたのですがぽろっと「あのオウム、飛んで来れるわけないよな、あれ後で腹いせにお付きの者が探して来てオヤジの館に投げ入れたんじゃね」とか言いやがった訳で。人を散々「いい話とか思えよ」と詰っておいてさ。
勿論私はそれを聞いて再び爆笑したけどな。と言うより私より酷いだろ、お前。
正直だからこそ、心が共鳴する相手を見つけられたわけですよ、お互いに。その結果は単なる駄目夫婦ってだけだけど。

ほかのところでは信西さんが黒い黒い。というかとりあえず大声出すと意見が通るよねとかはさておき、早速既に公卿の意見を聞かない専横的な態度を取り始めたよね。悲劇へと踏み出してる。清盛も戦の後だと言うのにまるで球技大会後の高校生みたいな会話を義朝と交わしてる場合じゃないぞ。
まあ専横と言えば後白河帝。得子に釘刺されてもぞくぞくすると喜んでおいででしたが、実の兄を流すと決めた時の楽しそうで生き生きとしている事。今日もうなじは絶好調に色っぽいね(ノルマ)
崇徳院も裁定を聞いて仰天するだろうなあ、まさか実の弟に流罪なんて重い罰を上皇である自分に課せられるとは夢にも思ってないだろうし。この人、つくづくかわいそう。鳥羽法皇への面あてで書いたあの「あなにくし」でこんな運命が決まってしまうとは。
でもこのドラマの後白河帝って、元々兄が嫌いそうですけどね。実の兄弟ではないか、と言う本来ありがたいはずのお言葉になんかいらっとしてたし。得子の出自をしつこく言うところといい、自分の血筋にやはりプライドがあるんだろうなあ。そして兄の生い立ちを心底疎ましく思っているのかも、ある意味誰よりも。
次回も有頂天は続きそうだ。でも出来れば「あそびをせんとや」を安売りするのはやめてもっと今様のバリエーションを増やしてもらいたいもんです。

by hyakurin | 2012-06-07 01:41 | 日本のドラマ | Trackback | Comments(0)

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