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相棒9 暴発

私は相棒交代後から見始めたにわか視聴者です。
以下、それを踏まえた上でお進みください。

いやあ、今回の感想難しい。イボリーとベッシーの共演だ、なんて浮かれる事もできません。
なんでまあ今週は茶々入れと言うか何と言うか。思った事をちょっとだけ。

シーズン7の最終回を見た後で相棒好きのお友達に「右京さんってどういう人なの」というざっくりした質問をした事があります。その時の彼女の答えは「物凄く正しい人だよ。自分の正義を貫き通す人。でもその結果で誰も幸せにならなかったりするけどね」でした。
その意味が改めてわかったような、わからないような。もやっとした気持ちです。
麻取と言うのは特殊な組織で、警察じゃないけど麻薬捜査に関しては警察よりはるかに権限があるというか自由に動ける組織らしいです。そして薬剤師の資格持ちがほとんどというのも有名な話で、私の昔の友達には麻取になりたいから薬剤師の資格を取る、と真顔で言った奴もおります。そして麻取になる人ってそれこそ今回の潜入捜査官みたいに「命捨てます」という感じの人も多く、また変わり者が多いとかも聞いた事が。

右京さんは確かにとても正論を言ってるんだと思います。それこそああいう捜査をするならアメリカの証人保護プログラムみたいのがあって、その上でやるべきで、そうなら今回の潜入捜査官に協力した後藤も罪を償った上で保護すればいい。でも現実にはそんなシステムはありません。
右京さんのやり方を貫けばそういうシステム作りは進むかも知れないけど、今回の後藤には間に合わないしまた潜入捜査の内情を明かす事で他の捜査に支障、あるいはすでに潜入しているかもしれない別の捜査官をも危険に巻き込むかもしれない。右京さんは正しい、だけど私は「水清ければ魚棲まず」という言葉を思い浮かべたりしました。
また今回の命をかけた潜入捜査官の気持ちを、警察の捜査一課にしても麻取にしても生かしてやりたいと思う。神戸くんはそのすべてを踏まえた上でみんなが穏便に行くように進言した(でいいのかな)
神戸くんもまた元スパイですから彼の気持ちがちょっと分かったりしたのかなとか。
とにかく察しが早いのと処理の仕方の早さは凄いです。賢い。
それにそれは右京さんも守るって意味合いもあったと思います。証拠を消してしまえばさすがに右京さんもつきすすめませんし、その上過失致死の起訴状が出て起訴されたらもうこの件を他の罪状で処理する事はできません。一つの事件は一度裁かれたらそれで終わりですから。
だから別に神戸は右京さんを裏切った訳じゃないと思うんですよ、私は。

最後、花の里で右京さんを待っていてまず謝る神戸。でも自分は間違っていないという神戸。
それにとやかく言わないけどあくまで自分の主張を曲げない右京さん。
とても、興味深い。
見終わった後、2時間ぐらいずっと考えてしまいました。いや、相棒は深いです。

そしてまた来週の予告ですよ。このふり幅がたまらんち。というかなぜたまきさんと神戸でホラー映画(スプラッタホラーだろうか)を見に行く事になったのか。デートと言っていたがマジなのか。というか24方式のリアルタイムドラマを相棒でやるのか。興味がつきませんね~。
でも残念ながら私、リアルタイムで見られないんですよね。
というのも、劇場版の試写会。当たっちゃいました。えへ。レッドカーペットではなく試写会ばかり狙って2件ほど応募したのですがTVブロスのが当たりました。一足先に見てきます。

by hyakurin | 2010-12-02 15:51 | 日本のドラマ | Trackback | Comments(0)

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