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シャーロック・ホームズ

ちょっとだけ感想。


とにかく、でかいスクリーンでかかってる内にどうしても見たかったこの映画。
まあ、キャノン以外認めん、という方には絶対勧められないですが。
・キャノンはキャノン、映画は映画と割り切れる。
・ロバート・ダウニー・Jrかジュード・ロウのファン。
・ガイ・リッチーが好き。
なら見に行って欲しい映画だったと思うのです。ちなみに私はキャノンは勿論別格ですがパスティーシュ小説も好きだし、ジュード好きだし、なんと言ってもガイ・リッチーのファンなのでかなり楽しめました。
途中までは本当にリッチーらしく、小ネタのテンポは速いのにストーリー展開は遅い、せっかく背景が素晴らしい出来栄えなのにちゃかちゃかカット割するのがもったいないなあとか色々あるんだけど中盤からはアクションの連続でそれらも気にならなくなります。
アイリーンがなんとも勇ましいというかフジ子ちゃんでした。

さて、私はドクターファンなのでジュードワトソンは見るまでとても不安でした。ダウニーとも歳の差があるし、なんかホントに助手扱いだったら嫌だなとか。でも見てみたらまあ、まず見た目はいいし、そして何よりこれほどホームズをリスペクトしてないワトソンというのも見た事がなくて面白かったです。でも口に出してリスペクトしないだけでホームズの面倒見はいいし(ハドソン夫人に結婚しても出て行かないでとか言われるくらい)いざとなれば身の危険も顧みず身を挺して助けますし。
でも青空留置場では(そもそもこの2人が捕まって牢屋にぶっこまれるというのもなんか新鮮)今までの鬱憤とばかりにホームズに文句言うわ、メアリーのおかげで出られたらとっとと一人で帰るし。そして強いし。爆発に巻き込まれても次の日復活するし。最後も結局出てっちゃうし。なんというかいい意味で裏切られました。ジュードワトソン、私は好きです。
細かい事ですが最初の方、ワトソンが足をちょっと引き摺ってるんですよね(の割にはがんがんアクションこなしてたけど)従軍中に足を撃たれた設定なんでしょう。ちょっと原作ファンとしては嬉しいところ。
一番好きなのはベストをホームズにやるくらいなら、と馬車から投げ捨てて笑うところでしょうか。こんな事するワトソンなんて見た事ない。

一方ダウニーホームズですが。全体的には嫌いじゃないけどもう少し小奇麗にして欲しかったかな…。あれでは紳士ではないよなー。とにかくワトソンが出て行くのが面白くないのか初対面のメアリーにワインぶっかけらるような事言うし、わざと銃を忘れて乗り気じゃないワトソンに追いかけてこさせたり。
でもワトソンが怪我して入院したらわざわざ医者に変装して見に行っちゃう可愛げも。このとき指名手配中なのにね。
アイリーンとについてはまあどうでもいいや…。アイリーンは中々強いのがよかった。

結局ワトソンはメアリーとの新居へ越して行ってしまいましたが(この事件が最後と何度も強調してたし)すでに決まっている2作目ではどうなるんでしょう。ホームズがあの手この手で事件に引きずり出すのか、それとも結局ワトソンがほっとけなくて出てくるのか。
この2人の協力プレーっぷりがとてもよかったので次回作でもそれが見たいです。

by hyakurin | 2010-03-22 00:47 | 映画感想 | Trackback | Comments(0)

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