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相棒8 特命係、西へ! 初見でちょっとだけ感想

新年明けましておめでとうございます。
しかし、わたくし新年早々足を痛め全然めでたくない状況ですがとりあえずご挨拶はしておこうかと。明日早速ライブがあるのにいけやしないかも…。

さて私は相棒はミッチーが出始めてから見ているにわか者です。
それを踏まえた上で以降の感想を読んでいただければ幸いです。

ネタバレあります。

いやに長いサブタイトルは割愛。
とにかく本放送を見ただけでちょっとだけ感想書きます。ちゃんとした感想を書くかは未定。それとやっぱり昨年末から懸念していたとおり歴史ミステリ部分にはまったくきょーめ(興味を持つ)ませんでしたとさ。
創作物に突っ込むのは無粋だと思うのですが、それでも私的には既成概念も既成の地位や名誉やなんかにあまり執着していたとは思えない信長が明?の茶器なんか欲しがるかなあ、というのがまず最初にして最大の疑問でして。ですので歴史ミステリ部分はほとんどちゃんと見てません。しかも本筋に結局関係ないし…。それといくら過去を振り返るのが嫌いな神戸でも利休が切腹した事くらい知ってるだろ、とか考え出したらきりがなくなって来てねえ。
それにとにかく長いよう。もう少しいらん要素を省いて時間が短ければもっと楽しかったかも。

では神戸を中心に見てのちょい感想です。

・米沢さんに呼ばれて殺人現場に現れる特命係2人。相変わらず死体を見る事が出来ない神戸。また今回の死体は生々しいですからねえ、ハンカチ出して口覆ってます。一課のコンビ(三浦さんいなかった)に何言われても平気で被害者が泊まっていた旅館なんかにも行ってます。
・その流れで行ったホテルで神戸は大学時代の恋人・唯子と遭遇。右京さんに紹介するときは元恋人とは言ってません。とても訳ありげですが、彼女の方はとっとと去りたい様子で行っちゃいます。ところが彼女が偽名を使って泊まっているのが判明して慌てて一課のコンビと一緒に唯子の部屋へ。でも彼女は怪しげな男たちと一緒にいなくなった後。伊丹に聞かれて神戸は「彼女は大学時代恋人でした」と。でもそれ以降付き合いはなく、何も知らない。
唯子はとても綺麗ですが「神戸くん」と呼んでたですよね?そのせいか年下に見えず。普通は女性は年上の男性を苗字で君付けはしないと思うのですが…。私の記憶違いかもしれない。
・次の日には暇な課長さんまで逃走した謎の美女が神戸の元彼女と知っている。耳が早い。というか右京さん喋りすぎだよ。付き合っていたという割にはよそよそしい感じがする理由は後に判明しますがこのときはその程度の付き合いだったのかと思った。
・お偉いさんたちに捜査に首を突っ込んだのを怒られ、おまけに特命部屋を改装するという口実で懲戒に近い休暇を与えられる2人。この辺初心者としては首にした方が早いんじゃないの…と思うのだけど、それは小野田さんとかが関係してるのかしらね。
・それをいい機会とばかりに京都へ捜査へ行く事にする右京さん。恐れを知らないのねえ。おまけにたまきさんまで誘ってるし。この2人の関係もよくわからない。
その頃、神戸は監察官の大河内さんと久しぶりにまたあのムーディなバーで会ってます。特命をどうにかする相談?をされたけど、理由もないのにそんな事はと大河内さんは断ったらしい。なんか当たり前だけど正しい人でいらっしゃる。ここで神戸は歴史に興味がない事と過去を振り返るのは嫌いだと言っています。そのとき神戸の携帯に着信が…。
・京都に着いた右京さんとたまきさんはなぜか駅のカフェでお茶。そこへ現れる神戸。呼んだのはたまきさん。これ気持ち分かるわ。だって右京さん誘ってきたけどどうせ捜査で自分は相手にされないの目に見えてるし、何よりたまきさん神戸の事結構気に入っているようだからハブにされたら可哀想と思ったんじゃないかな。神戸の携帯番号まで知ってるなんて侮れない女性だ。それと個人的に神戸がこういう合流の仕方でよかったなあと思いました。また勝手に現れて邪険にされるのも気の毒だし。いや結局邪険にはされてるんだけど。
・この辺から記憶があいまいに…。歴史ミステリ部分は感想なしです。
・夕食をたまきさんと3人で取っているときに、たまきさんに唯子さんと別れた訳を訊かれ物凄く分かりやすく動揺する神戸。右京さんホントにこの件広めてるな。大学生の頃だし理由なんかない、とかわす神戸にたまきさん「好きになるのに理由はいらないけど別れるのには理由がいる、というでしょ」と。確かにそうかもです。そこで神戸も「ではなぜ宮部さんは杉下さんと別れたんですか」と華麗に逆襲。そこでその話はおしまい。ちょっと残念です。
神戸は自分は彼女の事を本当に何も知らない、とよく見る橋の上で呟いたりしていてますますこの部分には興味をそそられます。
・京都で第二の殺人があったり、その現場や事情聴取の場に堂々と警視庁の特命係と名乗って乗り込んでみたりしてやはりそれがバレ呼び戻される事に。でも唯子さんの疑惑は颯爽と晴らしましたね(右京さんが)
神戸は唯子さんに君が何か隠している事もそれを言えない事情があるのもわかる、だけど俺にできる事は、それと大丈夫かと。この大丈夫かを何度か神戸は言うのですが、事情がわかったときにこの台詞の深さがわかる事に。話がそれますが、私はミッチーが役で「俺」と言うのは全然合わないとずっと思ってたし、今でも思っているんだけどそれでもこの回の神戸の一人称が「俺」なのはなんだか自然に聞こえました。好きな女性に対してだからかな。
そう、神戸くん最初からなんだか唯子さんに未練ありげでしたよね。
・警視庁にて「一生休暇にしてやる」と羨ましい…ではなく脅される2人ですがそこへ小野田さんから救いの電話が。
唯子さんが守られているのは唯子さんの研究に大層な価値があるからで霞ヶ関方面も関わりがあるからだったのでした。なんという大物。
・で色々あって(超飛ばし)利休の茶器やらなんやらあったけど、実はそれらは全て唯子の研究によって儲かる企業の株でインサイダー取引をしようとした同僚の前川という男の犯行でしたと(第二の殺人は直接では違うけど)
前川は唯子の父親を怨んでいて、唯子とも一緒になりたかったのに一切相手にされずで唯子に罪を着せようとしたり唯子の研究を利用しようとしたりと色々やってましたと。
パソコンを池?に投げ捨てたり(飛び込んで拾う芹沢が面白かった…)とっても悪あがき。ここで前川にぶち切れて掴みかかる神戸、止めようと必死な右京さんと伊丹。この辺よく理解してないんだけど、神戸が切れたのはやはり唯子さんの事でかなあ。見直して確かめます。
・でも唯子にはまだ秘密が。神戸が警視庁へ採用されるのが決まった頃、実は唯子は大学院に進むのが決まっていたのにそれをすべて取りやめ、住んでいた部屋も引き払ったあげく神戸に何も言わずに去った過去が。2度目に京都へ行く前に花の里で神戸がそう告白したシーンはなんと言うか神戸が右京さんに対して初めて全てさらけ出したと言うか、胸襟を開いたという意味ではとてもいいシーンだと思ったのですが、でも釈然としない部分もあるのですよねえ。だって神戸はそのまま付き合っていたら結婚したかもしれないとまで言っているのです。その彼女が突然消えたら普通もっと探すでしょ。実家だって調べればわからないかなあ。まあ手を尽くしても見つからなかったのかもしれないけど、だったら再会したときもっと言う事なかったのかなと。いやそれもかなり年月が経っているし、神戸の性格からして取り乱せなかったのかもうそれなりに心の決着が付いていたのかも知れないけどさあ…。でもやっぱり釈然としない。
ところでこの花の里のシーンで神戸が「刑事として解決したい」と言ったのは凄く意味のある事のように思います。今までの神戸って右京さんに付いて捜査はしていても、刑事としてとかそういう自覚があったように思えない。どちらかといえば事件がどうこうではなく右京さんに負けたくなかっただけと言うか、上手く言えないけど。
そしてとうとう唯子は神戸の前から消えた本当の理由を。これも右京さんが訊いたんですよね。神戸ではなく。むしろ神戸は聞きたくなさそうだった。
・唯子の父は不正を知り告発しようとしたけど、唯子をだしに脅され金を受取った…。これもおかしな話に思えます。唯子が本当に優秀なら国内では研究の道を閉ざされたって幾らでも海外に行くとか何とかなったはず。日本の優秀な研究者がどんどん海外に流出しているのは最近の話ではないし。父親の研究は駄目になったかもですが。
まあここは父親の気持ちで納得するしかないのかな。とにかく唯子の父は罪を犯し、それを唯子は告発できなかった。もう警視庁に採用された神戸のそばには到底いられない…。唯子はそう言って去って行こうとします。
神戸はすぐにはそれを止められない。でも唯子にまた「大丈夫か」と。神戸にしたら事情はどうあれ突然訳も分からず捨てられたようなものなのに、まず理由を聞くとか責めるとかでなしに相手を気遣うんですねえ…。優しい人だ、と思います。そして昔の恋心を過去を振り返らないと封じ込めていたけど本当はずっと気にかけていたんだなあ…としんみり。
神戸に抱きついてお礼を言う唯子さん、未練があったのはお互いになんだなあとよく分かるとても美しいシーンでよかったんだけど、右京さんがガン見してるのがめっちゃ気になったのものまた事実。というかそこは気を利かそうよ右京さん。何十年かぶりに恋人たちが本当の気持ちを交し合ってるシーンだよ。まあそれが右京さんらしいのかな。
結局、それだけで2人はまた別れてしまったけど、よりを戻したりしないのかな。そう簡単じゃないだろうけど、つい思いました。
・そしてとうとう、右京さんが誘いましたよ神戸を。花の里に。席はまだ離れているけど乾杯もしたし、これはかなり心理的には距離が縮まったような。神戸が特命係の歴史が知りたい、といったのもあながち自分の本来の任務だけではなかったように思うのは私の穿ちすぎかも知れませんがね。でもやはり神戸の興味は任務だけではなくだんだん右京さん本人に向いているんだろうなあと、思うわけです。

これ感想じゃなくて神戸を考察してるだけ…まあいつもか。
かなりの割合を占めた歴史部分を放棄しているので面白かったとかどうとかは言う資格が今のところは私にないと思うので評価は差し控えますが、とにかく右京さんと神戸の関係と言う意味では興味深かったです。
ただ神戸の過去は思ったより出てきませんでしたね。唯子さんとの関わりのみで。そこがちょっと残念。ただ神戸は女性に対して、少なくとも唯子さんと付き合っていた頃はかなり真面目だったのが伺えますが。でも今は特命係の色仕掛け要員だけど。
今月中にまた神戸の女性絡みの話があるらしいのでそちらも楽しみです。
次回の話は少女の誘拐とか…。なんだかちょっと重い話に思えますがどうだろう。

by hyakurin | 2010-01-02 05:05 | 日本のドラマ | Trackback | Comments(0)

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