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全国高校野球神奈川予選大会決勝を見て涙…

いやあ、ホントに素晴らしい試合だった。おばちゃん全然関係者でもないのに涙が止まりません~。

今年の神奈川予選は割と波乱でした。決勝は勝てば10年ぶりに夏の甲子園出場・古豪復活なるかの桐蔭学園、対するは甲子園初出場なるか・横浜隼人。もし隼人が勝てば神奈川で初出場は10年ぶりくらいらしい。

私はどちらにも思い入れがないのだけど、途中から隼人の2年生投手の今岡君がとても素晴らしいシンカーを投げるので注目してました。準決勝、横浜高校との延長戦もたった一人で投げ抜いた素晴らしい投手で、それと特徴的なのがマウンド上で常に笑顔。なんでもスコアラーの先輩にアドバイスされてそうしているらしいのですが、どんなピンチでもにっこり笑うところがなんとも可愛くて。
ずっと一人で投げて、疲れもあるだろうにそのメンタル面の強さがいい。
桐蔭学園には好打者の田畑君がいますし、投手も数がいますから桐蔭が有利かなあと思って見ていたんだけど、とにかく隼人はどんなときも守りが堅い、落ち着いている。バントはほとんどしないという高校野球では珍しいプレースタイルで、さらにはツキがある。桐蔭も守備では負けてない。
あくまでランナー出たらバント、スクイズもありの高校野球らしい桐蔭とちょっと変わった隼人の争いは見ごたえがありました。
そして延長に入り、それでも投げ続ける今岡君を見てもうそこでおばちゃん泣き始めたよ…。
最後までバントはしない隼人は盗塁でランナー2塁、セカンドの田畑へ飛んだ当りは決して取れない球ではなかったのだけど田畑くんはその前の攻撃で足が攣っていて打球に反応できず。無情にも打球はライトへ抜けていき隼人のサヨナラ勝ち。
負けた桐蔭学園の選手たちはもちろん、勝った隼人の選手たちも大号泣で。
本当に本当に高校野球は面白い。神奈川県大会の数限りないドラマの中でも今日の試合の劇的な事ったらないです。長年見てますが、本当に素晴らしい決勝戦でした。

インタビューでも監督も号泣、そして今岡君もさすがに笑顔はなく、涙で言葉になりませんでした。どんなにプレッシャーがあり、どんなに辛かったのかが痛いほど伝わってきました。それでもマウンドでは笑顔を絶やさなかった彼、甲子園では人気者になると思うわ。2つくらい勝てばあだ名が付きそう…。○○王子的な。

甲子園ではもちろん勝ってほしいですけど、県民としてはもうこんな素晴らしい試合を見せてくれただけで実は満足です。高校野球はなんといっても県大会が面白いのである。ハマスタなんか外野解放しても試合開始1時間もたたない内に満員札止めですからね~。ベイスターズ戦ではまずないぞ。それくらいとにかく神奈川県民は高校野球の神奈川予選が大好きなのであります。
いやもちろん、甲子園も注目してます。隼人のみなさん頑張ってきてね。

by hyakurin | 2009-07-29 17:39 | スポーツ | Trackback | Comments(0)

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