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シャーロックホームズの冒険(グラナダTV制作)2巻

ネタバレあり。


「海軍条約事件」
おたまじゃくしってあだ名はどうなんだ(いきなりそれか)
イギリスとイタリアとの間で交わされる海軍条約文書を謄本化するように叔父の上院議員から依頼された外務省高官のパーシー・フェルプス、ワトスンの2学年下の名門の出のおたまじゃくし君。しかし作業中にちょっと席を外したらそれを盗まれてしまう。
ショックで錯乱状態になり9週間も婚約者の家で寝込んでいた…。
ホームズに話してくれと手紙を受け取ってホームズのところへ行ったワトスンですが、妙な実験に夢中だわ部屋は散らかり放題だわでちょっと呆れ顔?
例のVRの銃弾の後も映ってましたね。
でも興味を持ったのか出馬する事に。ワトスンは本業ほっぽらかして同行。
話を聞いて回って、次の日もまた誘われたら行っちゃってるがいいのかお医者様。でも一応この話のホームズはワトスンの都合を聞いているだけマシかもしれん。
まあ結局犯人は婚約者の兄貴なんだけど(飛ばすなあ)9週間も部屋から書類ひとつ持ち出せないのかとか、そんな長期間超大事な書類が紛失してた割には騒ぎが少ねえなとか、ていうか謄本ってタイプじゃなくて手書きかとかもうこれ以上は言わないが、最後フェルプス君に文章普通に渡せよ、と始めて読んだ小学生の時と同じ突っ込みはせずにおれない。
9週間も錯乱してた人にそんな事して死んじゃったらどうすんの。
おそらくこういうホームズのけれん味を粋だなあと思うか否かがホームズが好きかワトスン好きかに分ける気がする。そう私はワトソニアン。

「美しき自転車乗り」
ヴァイオレット・スミス嬢がストーカー(違う)相談に来るのだが例によってホームズは怪しげな実験中で相手にしない。でも負けじと部屋に乗り込んでくるヴァイオレット嬢。それをなぜか揉み手で取り成すワトスンがちょっと可愛いおっさんだ。
彼女はピアノ教師で疎遠だった叔父がなくなって事をカラーザス氏から知らされる。父も亡くしあまり裕福でない彼女は遺産の話かと思うが残念ながら遺産はないと。
でもカラーザス氏は彼女を破格の給金で娘の教師に雇う。
こうして地方の屋敷に住み始めた彼女だが週末にはロンドンへ帰る。その行き帰りに自転車に乗っていると誰かがつけてくるのだという。しかも屋敷にはウッドリという粗野な赤毛の男がいて迫られ不快な思いもしたという。
カラーザス氏は馬車を買ってくれたがまだ届かないというが、お金持ちという話なのに馬車もないのかと訝るホームズ。
さてそれで月曜日に屋敷へ戻るヴァイオレット嬢を忙しいホームズに代わってワトスンが捜査に行くんだけど、報告したらホームズに役に立たないとけちょんけちょん。私でなくても「指示しろよ、つうか自分で行けよ」と思うはず。
その後も捜査について行こうかというワトスンに冷たいし。なんかワトスンがしたかねホームズよ。女性に優しくしてるのが気に入らないのか。友達を取られると心配する小学生じゃあるまいし。
ヴァイオレット嬢は婚約者がいるのにカラーザス氏に求婚されたため次の土曜日で職を辞すという手紙を寄越す。土曜日にホームズとワトスンは現場に行くがすでに彼女は馬車ごと誘拐されてしまっていた。
馬車を止めるとかワトスンは使われっぱなしだー。
結局ヴァイオレット嬢の叔父の遺産を奪おうとウッドリは彼女と強引に結婚してしまうのだが、仲間の牧師はその身分を剥奪されており無効。カラーザスも仲間だったがヴァイオレット嬢が好きになってしまい、彼女をストーカーして守っているつもりだったらしい。
後日無事に遺産を得て結婚もしたヴァイオレット嬢からの手紙をワトスンに披露したホームズは実験の続き。しかし成功なんだか失敗なんだか部屋中煙だらけ。でもその成果を無理やりワトスンに聞かせようとしてるところは笑えた。
朝刊を先に読んで裁判結果を知ってるくせに知らん顔で当てて見せて悦に入るホームズ、これくらいは別に私でもムカつかない。ワトスンはちょい怒ってましたが。仲が良くていいねとは思うがあの実験、周りにめちゃくちゃ迷惑だろうなあ、なんか消防の馬車?来てたし。ハドソン夫人って心が広いよな、あんなの下宿させて。
あ、ボクシングはもう何も言わない。詳しくないから笑えたのかもしれないし。そう思っておきます。

by hyakurin | 2009-03-14 18:27 | 海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

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