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神保町花月 「URAKEN」

以下ネタバレしまくりで感想。



あらすじを見て、グランジのデカイの2人とキヨちゃんがあの狭い舞台で立ち回りやるなんて面白そう~だけでチケット買ってみましたが、期待以上にすっごく楽しかったです。
ただの立ち回りじゃなくて竹刀。凄い。前の方の席だったら凄い迫力あったでしょうね。
あらすじを書きたいのだけど役名が覚えてないのでそこは誤魔化しながら…。宮本とか佐々木とか土方など剣豪や新撰組関係の名前が使われてました。

話としては不良高校生3人(五明・森木・キヨちゃん)が退学を免れる代わりに剣道部に入れと生活指導兼剣道部顧問の近藤(佐藤)に言われ渋々剣道を始める事にするが団体戦をやるためには5人そろえなければならない。部員勧誘をしていた宮本(五明)は実は小学生の時に剣道をやっていたのだがその時誘ってくれた佐々木(遠山)と偶然校内で再会する。佐々木は小学生の時天才と称され中学生までは剣道をやっていたのだが高校生になってからはやっておらず、宮本に誘われても渋っていた。が結局入部し、そこへ顧問の娘を加え5人がそろう。
彼らは快進撃を続けわずか創立1年足らずで全国大会に出場するまでになるが、そこで佐々木が近藤に禁じられていたツキ技を使い、相手に怪我をさせた上に乱闘騒ぎを起こしてしまう。剣道協会からは1年の対外試合禁止と顧問からはしばらくの練習禁止、佐々木にいたっては1年の練習禁止を言い渡される。
宮本以外のメンバーはすっかりやる気をなくし元の不良に戻ってしまう。宮本はなんとかそんなみんなをまとめようとするが…。
佐々木も怪我をさせた相手に「慰謝料を500万円払え」と脅され、更に顧問に見捨てられたと思い込んでしまっていた。そんな時「URAKEN」のプロモーターを名乗る片目の男・土方(重岡)が佐々木の前に現れ、金が欲しければ「URAKEN」をやればいいと誘いをかけてくる。
「URAKEN」とは竹刀さえ持っていれば後はルール無用。何をやってもよく、相手が参ったするまで闘う土方考案の新しい格闘技だという。佐々木はその話に乗ってしまう。
やがてその噂が千葉(森木)たちの耳にも入る。腐っていた2人は練習しようと言う宮本を振り切ってそちらへ行ってしまう。そこで佐々木と成り行きから闘う事になるのだが、そこへ宮本がやってきて一旦は収まる。しかし佐々木は宮本の言葉に耳を貸す事もなく「URAKEN」を続ける。
そんな佐々木のところへ顧問の近藤がやってくるが実は25年前土方の片目を傷つけたのは近藤だった。土方との試合のときにツキ技でやってしまったのだった。佐々木にそれを禁じたのも自分の経験からと佐々木くらいの実力があれば必要ないとの考えからだった。それをやぶったから1年練習禁止にしただけで見捨てたわけではない、佐々木を巻き込むなと近藤は土方に詰め寄る。
でも土方はなら闘えと。勝ったら佐々木を返す約束で戦い始めるが土方は竹刀に鉄パイプを仕込んでいた…。
結局近藤は入院。佐々木はまだ土方の元にいてライバル高校の生徒(中学時代に佐々木を苛めていて慰謝料を請求しているのもコイツ)と「URAKEN」をやっていた。佐々木が相手に止めを刺そうとしたその時、宮本が割って入る。佐々木をまた説得に来た宮本だったが佐々木は聞こうとせず2人は闘う。そして宮本が勝った。
それこそが佐々木が剣道部に戻れない一番の理由だった。宮本にかなわない事が彼を追い詰めていたのだった。そんな佐々木に、小学生の時剣道に誘ってくれて本当に自分は嬉しかったのだ、もう一度一緒に練習して強くなろう、と言う宮本。
承知しない土方の元へ近藤がやってくる。25年間の落とし前として竹刀で俺の目をつけという。結局土方はそうする事が出来ずに去って行った。
佐々木のところへ慰謝料を取り立てに来たライバル校の生徒にやられる宮本。それを守ろうとする佐々木。更に千葉たちも駆けつけ、撃退する。慰謝料の話も結局そんな大怪我でもなんでもなく、佐々木はかつて中学時代に自分を苛めていた奴らを倒したのだった。
素直になって剣道部に戻れと言う宮本に頷く佐々木。こうしてまた5人がそろったのだったが宮本は重症を負っていた。
協会から処罰が解除はされたが、宮本は次の試合には負傷の為出られない、しかし近藤は新入部員がいるから心配ないと言う。それはなんと土方だった。高校を中退していた彼は心機一転高校生からやり直す事にしたのだった。こうしてまた彼らの全国制覇への闘いが始まる…。

ざっとこんな感じです。まとめ方が下手くそ、1回見ただけなのであんまり信用しないでください。

しかし、本当に迫力満点でよかったですよ。特に佐々木と宮本の一騎打ちのシーンは凄かった。遠山はそれまでずっと「URAKEN」で闘うシーンが凄くカッコよかったのですが五明の二刀流がまためちゃめちゃカッコいいんです。二刀流は難しいのに本当に凄い。この2人のスピード感と本気具合にしびれました。
他のみんなも竹刀を振り回すスピードが凄く早くていつか本当に当たっちゃうんじゃないかとドキドキしっぱなしでした。スピードだけでなく、本気でやってやるみたいな気合が凄いんですよ。竹刀本物だし、舞台はセットがあって更に狭いし。多分それは前後に動けるだけにしておかないとかえって危ないんだろうなとは思ったのですが、たとえ奥と前の動きがあまりないとはいえやはりあのスピードでの殺陣を生で見られたのはとても素晴らしかった。劇場に見に来てよかったなと心から思わせてくれる。
個人的には戦うシーン、天地人よりよっぽど迫力、気迫があるぜ…とか思ってみたり。
話も面白いし、演出(特にオープニング)もいいし、9mm Parabellum Bulletの曲が使われてましたがそれも合ってましたねー。

もう一度見たいけどチケット完売で残念です。あの殺陣また見たかったなー。

by hyakurin | 2009-02-21 03:47 | お笑いライブ | Trackback | Comments(0)

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