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神保町花月「ZOO」の感想

「ZOO」2日目行ってまいりました。
とりあえず若干のレポと感想を書こうと思うのですが、褒めてません。
それで不愉快になりそうな方、ネタバレが嫌な方はこの先は読まないようにお願い致しますね。

ではそれでも良い方だけ続きをどうぞー。

その前に勝手に宣伝。
神保町花月「カーテン」DVD7月7日発売。amazonで予約すれば26%割引になって比較的お手ごろ価格。別に他のところでもぜひとも買い上げを。ブラックな内容がどうしても駄目という方以外にはオススメです。面白いです。






新宿で「無人島に何かひとつ持っていくとしたら?」というアンケートに答えた9人が目覚めるとそこは見知らぬ島だった…。
何者かによって連れてこられたらしい。全員片手には鍵が無いと開かない袋がくくりつけられていて、みんな同じ、それぞれの番号が入ったTシャツを着せられている。
助かる方法はひとつ。3日後に飛び立つロケットに乗る事。ただし定員は2。タイムリミットまでにその2名を決めなければならず、それまではアンケートで答えた物が入っている袋の鍵を探しながらサバイバルをしなければならない。
しかし袋の中身はエロ本や鏡、腕時計というまったく使えないものだったり、外部と連絡をつけたら殺すと条件付のノートパソコン、知り合いにしかかけてはいけない携帯電話(しかも使用を許されている人間には番号を覚えているような知り合いはいない)ナイフなどの微妙な物ばかり…。

という、サバイバーとバトルロワイヤルを足して割ったようなストーリー。設定だけ見ると凄く面白くなりそうな設定なんですけどねえ…。
こんな切迫した状況の割には大して物語がないんですよね。それほど殺伐とするわけでも、必死になるわけでもないというか。
もっとこう、ダイナミックな話になると思ったんだけどなあ。

オチ書きます。

途中、一人追加される。タイムリミットを迎える朝。抜け駆けしようとしたり、ナイフで人が刺されたり騒ぎが起こるのですが、そんな状況でなぜかみんなゲラゲラ笑っている。袋から出てきたキノコを最後の朝食べたらそれが笑い茸だったらしい。全員が笑い転げる中で一人、それを傍で眺める途中から来た男。
結局、その男がすべて仕組んだ事だった。こういうシチュエーションでの人間を観察して楽しむのを目的として。動物園のように…。

という感じです。結局9人は助からないのかな。だったら凄くブラックだけど。
ちょっと人数が多すぎじゃないですかね。それにそれだけいたら、なんか裏がある人がいてもよさそうだけどそういう事もないし。伏線とか、途中から来た人以外何にも無いのがなあ…。なんか凄く、もったいない芝居だと思いました。

中村さんはホームレスの役なんですが、途中からちょっとおかしくなってしまって顔にインディアンのような模様を書いたり、蛇を捕まえて食べようとしたり、その蛇を延々と持ってたり首にかけたり、とにかく凄く面白かった。
客出しをそのままの顔でしてらっしゃって、しかもとても爽やかに声をかけてくださったので、その落差に思わず思い切り笑ってしまいました。申し訳ない…。

by hyakurin | 2008-06-06 01:26 | お笑いライブ | Trackback | Comments(0)

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