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Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン2 6話から9話

ネタバレあり。





6話 男か女か
13歳の女の子が帰って来ないと通報、名前はミシェル。数日前モールで男子数人にいじめられていたとトイレで服を下されたり酷い写真や動画が。しかし妹が止めたので通報しなかったと言う兄のマット。実はミシェルは元はマイケルと言う男の子。
性同一性障害で女の子の恰好をしだしたばかりで標的になったらしい。家族の反応は父は積極的にミシェルにする努力をしてる、母はまだ決めつけるのは早いとかマットへの影響を心配してる。母はそんなに騒がなくても戻ってくるわよ的な感じだし、あの子のせいでこの家は…みたいな。
いなくなって15時間だが、テイラーが事件と認め捜査開始。動画を流したいじめっ子のルイス・ゲイツはサンチェスが行くと逃げるが捕まえる。連行されるとき「ホモ」って騒いで、ラスティの顔が引きつっている。ううん、ああいう事してた以上の事がラスティにあるんだろうなあ、だからこんな意味深な話があるのだろう、多分。
ルイスは15歳でもう馬鹿。ミシェルにいつも嫌がらせを。
そしてミシェルの遺体が公園で見つかる。それを聞いたクリス、最初の彼氏はゲイだったとか。ジャック、ラスティの送り迎えやっている。ミシェルの死体の寝かせ方から、家族の犯行の可能性ありとタオ辺りはすぐ思った様子。というかこうなると兄だろうなあとみんな思いながら見てたんじゃないですかね。
その兄はルイスを見て殴りかかったり。エマ・リオス検事は死体も見ずに彼と呼んだり、自殺とか適当に言ってみたり、ホントにコイツサイテー。おそらくバッドで3回殴られた。モラレス先生はそれだけだと。
どうもルイスではなさそうだとレイダーはカメラ付きで家族に告知。母親は男として育てていればこんなことにはなっていないと父親と大喧嘩。兄は泣きながら出ていき、父はなぜか遺体を見たいとしつこい。更にアリバイもなく、妻に内緒でよそに部屋を借りようとしていたり、8万ドルおろしたり。
ラスティも母親と同意見、ジャックは父親に意見が近い。そのジャック、レイダーにラスティの事情を聞いて、ゲイだと思っていた。レイダーはそんな事は聞いていないし、これからも聞くつもりもないときっぱり。ジャックにラスティの事情を話したのはあくまで配慮して欲しいからだし、そういう後押しをしろって事でもないし、早く部屋を探せと。
レイダーは父親に遺体を見せゆさぶりを、フリンはそれを見ていて有罪っぽいと言うが、8万ドルはミシェルにホルモン治療を受けさせる費用で部屋は反対された時にミシェルと移り住む用、サンタモニカの学校に通わせるつもりだった。
妻は大反対で大激怒、まだ子供で判断のつかないミシェルに取り返しのつかない治療を受けさせるなんてと言い、父親は早く始めなければ意味がないと反論。その妻の車にはシャベル、殺人現場の土付き。公園で発見されたとは言っていないのに知っていたとボロだしまくり。私はいい母親なのとしか言わなくなる。
エマは証拠に乏しいと起訴したくない様子でプロベンザを激怒させる。ちゃんと死体の写真を見ろと突きつけたりして、私は少しすっとした、当たり前だこのクソ検事。
しかしレイダーは携帯の履歴を見て不審に思う。兄がやたらと妹の携帯を鳴らしている。失踪が発覚する前から。それは母がその音を頼りに遺体を見つけ、埋めるためよねとマットに。マットは弟が家族がこのままだとばらばらになるのも「どうでもいい」「私が女の子になれるのに喜んでくれないの」と自分さえよければいい、いつだってアイツが中心とついにぶちきれちゃった。分かるよ。母は兄を守ろうとした。その兄は「アイツは男のように逃げた」と言う。レイダーは母の容疑を晴らすためにマットにバットの場所を聞く。
そしていじめっ子ゲイツはちゃんと動画を流した罪でサンチェスに刑務所行きを宣告されてました。自分のやった事を罪だと思ってないのが馬鹿、想像力も常識もない。そんな事に男も女もないっての。
レイダーはラスティとジャックと一緒に野外映画を見に行く。なんか3人、いい感じになってきたけど…。

7話 偽りの約束
ガソリンスタンドにて銃撃、ギャングも死ぬが一般人も巻き込まれて死んでる。ギャングは通称リトル・ジョーとチョッパー。テイラーは情報公開を早くしろとせまるが、レイダーは拒否。しかしこのドラマは悪役は日本車と決まりでギャングなのにカローラ乗ってる(例外はバズのプリウスくらいだがあれも酷い目にあってるし)
ラスティはクリスの家の夕食に行きたくなくて仮病、ジャックにはただ友達でいたいんだと。ねえ。
レイダーは元ギャングのスピーディーの公選弁護人をジャックに頼む。ジャックは喜ぶがもちろん、早く弁護士を付けたい以外にも狙いがありそう。話が聞きたいが、弁護士が来ないと喋らないくらいの知恵のあるスピーディーは出所したばかり。
重犯課一ギャングに詳しいサンチェスはこれはギャングの手口じゃない、と確信している。なのにエマがぐちゃぐちゃ言ってきて、さすがのサンチェスもブチ切れる。ギャングエキスパートとしてさすがに目が覚めたかな。エマはまだ怒らせた理由が分からず、みんなにテキトーにあしらわれてようやく少し察する。が別に懲りてないのがまたムカつく。
スピーディーことハビエルはギャング仲間の名前を教えたり取引に応じる。服役中に改心して神に目覚めたとか。ブラウニング・セキュリティという会社名にハビエルが反応するが、ジャックが質問させない。ガソリンスタンドの車の盗難届を出した会社。
ラスティは警護がどうとか言ってクリスの家の夕食に行けないとバズとプロベンザに協力を頼むが、プロベンザは待ちぼうけってどう思うかとラスティを諭す、聞いちゃいないけど。
ロン・ブラウニング。婚約者メリッサが失踪。7万ドルくらいの指輪ごと。スピーディーは元ブラウニングの会社の社員。ブラウニングは銃を入手して、盗難届を出し、それを使ってスピーディーにメリッサ殺害を4年前に頼んだらしい。しかし出所してきて不安になったのかギャングに見せかけてスピーディーを殺そうとして、車しか見てなかった実行犯のせいで失敗。スピーディーはたまたま車を元仲間に貸していた。
ジャックは聞いて知っていた。でもメリッサの死体が出てないから過失致死にしろと言い、レイダーキレる。スピーディーに容疑は殺人に変わった事と弁護士は自分の夫だとバラし、ジャックはクビに。サンチェスは世間話としてメリッサの死体を探し、ブラウニングの依頼かとか、ブラウニングは同じような事をまたしてるぞとか話す。それでスピーディーは自供を選ぶ。このままだと自分だけ罪をかぶる事になるので。死体を埋めるときにダイヤのを盗んですり変えていたおかげで、今のフィアンセの指にはガラス玉がはまっててそこからブラウニングの罪が明るみに出る事になる。
それを見届ける事無く、ジャックは自分の負けだと。ラスティにはクリスの親も組の事情を知ればクリスとは終わると教え、レイダーには手紙を残すと。
レイダーが家に帰るとジャックの姿はなく、手紙だけ。レイダーはその手紙を読まずに破り捨てるのでした。てかレイダーはどういう結末が良かったのかなあ、せめて話がしたかったのかな、ジャックが逃げたと怒ってるのかな。でも発端は依頼のせいだよねえ。

8話 悲しみのトロフィー
有名な水泳コーチ、チャールズ・フレイ宅に侵入者、ラテン系2人をフレイが1人射殺1人逃走。マスコミが即人種問題にしてきてエマも出張ってくる。死んだのはトレス。エマは人種問題にするのをやめさせろとプロベンザに言うがプロベンザは断り、サンチェスに頼むがすげなく断られてびっくりしてる。分かってないのかこの女。フリンは娘の結婚式の日は行かないと言い出す。娘が義父と3人でヴァージンロードを歩くと言い出したため。ラスティはジャックの言った通り、自分の事情をぶちまけクリスに振られたと喜んでいる。
犯人のマテオの父親は事情を聞くと自分のせいだと。マテオはフレイの教え子だった、全国大会にも出た。しかしそれが負担だったのはマテオの記録は伸びなくなりフレイには見限られた。父は自分が辞めさせた事にしてくれと言われ、その通りに。以来、マテオは酒や麻薬をやりいつまでも実家に。自活しろと父親はかなり厳しく言ったらしい(アメリカでは成人したら家を出て当たり前、家に成人した子供がいるのは親にとっても子にとっても恥だから)母親はそこまでの事情を知らなかった。
そのやり取りの際に水泳をやめさせられたのはコーチのせいだとマテオは知った。マテオの写真を見たフレイは知らない顔とか嘘を言っていた。バレてもまるで別人だと言い訳。でもやっぱり、知ってるくせに嘘を。
クリスの母がやってきてレイダーと話す。どうやらラスティを即否定したり娘に近づけないとか思ってる訳じゃないみたい。
でまあ、レイダーはラスティにクリスとただの友人でいたいならそう言えばいいじゃないと、言うがラスティは反発。どうも過剰反応してるよなあ。レイダーは私に話せないなら専門家がいる、と言うのも拒否。ただチェスして高校を卒業したいだけだと強く言う。レイダーもそれ以外は望まない、ただ優しく無事でいてと答える。これはようするにクリスは女の子で家に招かれるってのはそういう事で、でもそれはラスティ的にはいやで、理由はそういう事で、そういう相談をしたいなら専門家がいるわよって事ですよね。ああまどろっこしいが、アメリカって国は保守的ですからねえ、宗教もあるしねえ。このドラマは頑張ってる方。
タオ、マテオのPCからマテオの告白動画を。それは13歳の時に信頼していた大人にいたずらをされた、と言うもの。フレイは全否定するが、こうなると銃を持ったもう一人がいたと言う証言も怪しい。
しかし確かにマテオは不法侵入しているのでフレイには反撃する権利がある(それが銃ってのが野蛮よね)し動画の件ではもう時効だし。そこでレイダーは他にもきっといるはずと、わざとフレイの児童虐待を否定するプレスリリースを発表する。
フレイの元教え子が続々と署にやってくるが、時効が。しかしケビンという子が突破口になる。しかしマテオ殺しは殺人罪には問えないと知り、父はショック。自分は酷い父親だったと。それで連行されてくるフレイを署の前で射殺する。なんというか、救いがないよ。父はレイダーたちにマテオはヒーローよと言われても、自分の罪が許せなかった。
フリン、結婚式にやっぱり行くとレイダーに報告。レイダーは許可した上、一緒に行きましょうかアンディ、結婚式は好きよと。フリン喜んでるけど、新婦の父でもパートナーがいないと恰好つかないんだねえ。アメリカでは一人で結婚式に行くってのはかなり恥ずかしい事らしく。パートナーがいないと。

9話 推定自殺
プロベンザ、銃のテストを何度受けても受からない。このままだと後4日でデスクワークだと言うのをみんなにもレイダーにも言い出せず。今回の事件はモラレス先生が重犯課にやってきて始まり。
エド・ダグビー36歳、推定自殺。移民税関調査局(ICE)の職員。ガス自殺とされたがモラレス先生はそれにしては体内のガスが少ない、死に方はアナフィラキシーショックのようだが、原因になりそうなものが見つからない。胃の中のチョコレートブラウニーはナッツ無しだし。ICEの観察官のマーク・エバンスが先生のとこへ何度か様子を聞きに来ているとも。
エドは叔父のノーマンから引き継いだアパート、ロスト・ホライズン(忘れられた地)というアパートの管理人としてそこに住んでいる。そこの他の住人はノーマンの仲良し仲間の老人たちが住んでいて、ノーマンが死んでからというもの、エドは酷い管理人で他の住人は出て行ってしまったのだと嘆くが、とにかく口数の多い老人たちで話を聞き出すのも大変。みんなかつて「きっと殺人」という法医学のドラマ制作・出演してた仲間。
エドが死んでむしろ喜んでいて、おまけに赤毛で顔に傷のある男がたびたびエドの部屋に来ていたとか言うもんだから、プロベンザは全員が共犯で口裏を合わせてる、みんなでエドを殺したと言うが、顔に傷のある赤毛の男はエバンスでしたってオチ。
土地は高値がついている、エドには密輸疑惑があり部屋には大金がある、と色々ある。エバンスはエドは死んだ方がマシなゲスだった、自殺にしてくれとか言い出す。エドの部屋にあったヴィトンのバッグは偽物。タオが見抜きました。
ラスティはレイダーに自分は他の子供とは違う、チェス部の子とも結局友達にはなれなかったし、友達とかいらない言う。レイダーはまた専門家、と言い出して頭から拒否される。しかし結局元の通りクリス来てるし、ママからのプレゼントとか言って手作りブレスレットまで貰ってる。HOMEと刻印されたもの、クリスはあなたにはそれが大事な言葉なんでしょうと。いい子じゃないかクリス。日本なら普通にお友達で収まりそうだけどなあ、そうはいかないんだよなあ。そこからラスティはいかにクリスを傷つけずに遠ざけるかに躍起になる。
エバンスはエドと密輸はやってた(倉庫借りていてそこから偽ヴィトンがごっそり)が、エドが死んだときはカラオケ大会で恥ずかしい姿を晒しまくってて犯人ではない。アパートはすっかり元通り快適に。そこで仲間5人を全員逮捕。
実はノーマンは遺言で5人にアパートを遺していたのです。それを知らなかった5人は不愉快なエドを殺しました。証拠はモラレス先生が見つけてきました、優秀。ブラウニーにはナッツオイルが使われていたのです、ピスタチオ酒も。住人たちはパーティーの時にエドが勝手に食べ物を食べてアレルギー騒ぎを起こしたのでエドがナッツアレルギーと知っていました。
例によって取り調べは難航するが、とにかく証拠のブラウニーも出てきたし彼らが犯人。しかし誰を犯人とも特定できない、みんな役割分担してるから。判事は5人とも前科がない事、本当はアパートを相続していて、みんなの死後は小児病院に土地を提供すると言う事情を鑑み、5人を2年間の自宅軟禁としました(執行猶予は9年)中々たまには粋な判決ですね。エバンスは倉庫からヴィトンはなくなるわ、捜査はされるわで悲惨な目に合うだろうし。
プロベンザは捜査中にかけた老眼鏡をして銃のテストに臨み、好成績でパス。最初から作れよ老眼鏡。

なんか段々、このドラマが好きになり。今現在見ている中では一番好きかも知れない。取引も最初ほど納得行かない感じじゃなくなったので。

by hyakurin | 2014-07-09 03:51 | 海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

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