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キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き S2 #5

ネタバレあります。




朝の7時からエージェントに自宅に突撃されるキャッスル。しかし彼女の持ってきた話で一気にハイテンションになる。ベケットからの電話にも出ないほどに。というのも「あの英国スパイ」の小説を3本書かないかってオファーが来るかも知れないって話だったから。
イアン・フレミングの後継者って事ですな。しかも最近じゃ小説版はノベライズしか出てないよね。ま、私もあのスパイの良さが分からずなのでそれは凄い事なんだろーなーくらいにしか思わないけど。しかも不評だと後々自分の小説の評判も落としそうだけど。
しかしそうなったらニッキーシリーズは1作で終わりって事に…ってのもよくわからん。普通に両立出来ないのかな。だって日本だって別に何シリーズもみんな並行して書くじゃないか。ともあれ、まだ発売もされてないニッキーシリーズとそのオファーじゃ選ぶ方は当然って事でちょっと困惑してるキャッスル。

ま、そんな訳で現場に遅刻してくるキャッスル。マンホールの中に死後数日の女性の死体があったのですが詳しく聞こうとしてもライアンたちは何かに半分食われただの、死因は殺人ビームだの適当な事を。ベケットまで乗ってるし。
エリスカという彼女はチェコからの不法移民で持っていたキャンディーの包み紙から素姓や住んでいる場所が分かる。その聞き込みの最中、寄る店寄る店で買い物をしてるキャッスル。ベケットの背後でカウポースキーにマトリョーシカを見せて喜んでます。ベケットは今後もキャッスルに協力するようにと言われ、ニッキーは1作の約束だったと怒ります(つーかそんな約束してたっけ…)
エリスカの部屋に行ってみると管理人はいつも金曜日に次の1週間分の家賃をきっちり払ってくれてたと。そこにあったエリスカではない母と子の写真、何故か母の部分だけ傷つけた痕が。
キャッスルは明日ニッキーの出版記念パーティーがあるので浮かれ気味。しかしマーサにあの話を受けるならニッキーはおしまいね、ベケットも清々するだろうと言います。最近お母さんの発言が棘がありすぎてちょっとな…。キャッスルは自分は事件解決に貢献してると言いますが、マーサはあなたがいる前から事件は解決してたのよと。

次の日キャッスルは張り切って、写真に写ってる公園を探して聞き込めば…とベケットに提案しますがとっくにやってました。エリスカはその公園近くの高級マンションで洗濯係からお客様係へ移動、した後すぐに解雇されたと分かります。写真はメリッサ・タルボットとその息子ゼイン。夫のタルボットは医者。
そして夫人はエリスカがゼインに勝手に飴をやっていたりしたり、やたらと近づいてくるのに抗議したと。そのせいで解雇されたのかしら、とびっくりしています。ベケットはそれでエリスカが金に困りなにかヤバイ事に手を染めたのではと思い、再びエリスカの周囲を当たる事に。
アパートでベケットは訊きたい事があると。キャッスルは暢気に今夜のパーティーのドレスコードならニッキーになりきったので頼む、と言いますがベケットが訊きたかったのは作品の事。しかしキャッスルは例のオファーの事かと思い…。この辺のやりとりは面白いんだけどな。キャッスルはどうせ清々するって言われるかと思って言えなかったと。ベケットは言いたい事は他にありそうだけど、好きにすればとしか言わない。絵に描いたようなツンデレだな。
ここでの聞き込みでエリスカには別れた夫がいると。更に夫とは喧嘩で近所の人に通報された事もあると。しかし夫はエリスカと喧嘩したのは別れるというエリスカを止めようとして。分かれた原因は息子が2歳で死んでしまい、エリスカは夫を見ると思いだすからと別れたのでした。夫は今でも家族を愛していてアリバイもある。
タルボットはエリスカと不倫していたがアリバイがある。

パーティーでものすごーく華やかに登場するキャッスルを見てライアンたちは「これが本来の姿だな」と。アレクシスは何もかも順調とはしゃいでますがマーサはどうせすぐ変わるから今を楽しめと。そうかも知れないけどちょっとそこまで言わんでもって感じ。
そして例のオファーが正式に来たとエージェントのポーラに言われます。そこへ到着したベケット(素晴らしく露出度の高いドレスが素敵)を見て、彼女がそんなに特別かとかねちっこく言われてます。ポーラは自分は一回寝ただけだからチョイ役だったとか。で、彼女ととっとと寝てオファーを受けろと。
ベケットは献辞で「特別なKBと12分署の仲間たちへ」と言うのを見て感激、そこへ来たキャッスルに素直にお礼を言います。キャッスルは当然だ、君は特別な女性だと言ってベケットに話があると。ベケットなんかちょっとときめいた顔してたのにキャッスルの話は事件の事。ベケットが気を取り直そうとオファーの事を訊くと正式に来たよと。その後はもう、私はモデルになって迷惑だったとかニッキーにはもう次を書くほどのネタはないとか、それは作者に腕がないんだとかすっかり喧嘩に…。今後は更にこういうラブコメっぽいノリで行くのかね。

次の日、署に現れたキャッスルにまた来たのと。キャッスルはサングラスを取りに来ただけだ、そんな見え透いた嘘を…でもホントみたいな言い争い継続中。ベケットはマトリョーシカとか持って帰れと冷たく突き放す。キャッスルは寂しそうに片付けてますが(こういう時のキャッスルってホントにかわいそうに見えるんだよね、まさに犬っぽい)ライアンたちやカウポースキーの報告は聞いています。
そこでエリスカが来週の金曜日まで家賃を払ってると分かり、金曜日より前に殺されているのにどうして家賃が払えるんだと疑問に思います。誰か彼女の死後にも金を払ってると。ベケットは言われるまで気がつかなかった。
2人でエリスカの住まいに確認に行くと郵便を取りに来る女がいると分かります。昨日のパーティーでタルボットの妻が不倫を知っていたら動機になるとキャッスルは言っていたのでそれが当たったのかと。その女が現れるまで見張っている最中、キャッスルはベケットの言葉づかいが正しいのを誉めます。ベケットはあなたの影響かしらと言うとキャッスルは「何か残せてよかった」それを聞いたベケットがまた微妙な表情。
しかしそこで女が現れ、声をかけて見るとそれはタルボットの病院の看護師。タルボットに頼まれてやった、手切れ金の小切手が着くはずだからバレる前に取りに来たと。アリバイも嘘。
エリスカは以前にも警察に通報されているのですが、それは男の子に近づいたから。偶然にもその男の子はエリスカの子と生年月日が一緒。その上エリスカが出産したのはタルボットの病院。
そこで閃くキャッスル、エリスカの郵便物の中にDNAに関するラボからのがあるはずだと。これで真実が分かったと言います。

エリスカの息子の死因はニーマンピック病でした。これは遺伝病です。そう、実は同じ日に妻がそこで出産したタルボットは死ぬはずだった我が子とエリスカの子を取り換え子したのです。羊水検査の時点で自分の子が遺伝病だと分かっていた、だからやったのでした。妻は何も知らなかった。
でもエリスカは諦めなかった、執念で真実に辿りついた。だからタルボットに殺された…。ベケットはエリスカこそ凄い捜査をしたと。
エリスカの夫はメリッサの許可を得て息子に会う事に。メリッサから息子を奪わない、ただ人生に関わりたいだけだと言って対面。メリッサもまた本当の自分の息子の話を聞いて、写真を貰ったり。
その後、ベケットはキャッスルに素直に「この事件はあなたがいなかったら解決しなかった」と言います。そして今後も頑張ってと握手で別れようとしますが、そこへ2人の携帯に電話が。
キャッスルの方はニッキーの本がバカ売れしてるとエージェントから。そしてニッキーシリーズをとりあえず後3作、凄いギャラで書くようにオファーを。金額を聞いて勿論ニッキーを書くよと言うキャッスル、その後ろでベケットはそういう訳だからまたキャッスルに協力するようにと市長からも命令だと言われ、思わずキャッスルに殺してやるとか言ってます。ちなみにエージェントが市長にお願いしたらしい。
電話を切ったキャッスルは自分は関わってない、とほとんど怯えていますがそこへベケットに事件の連絡が入ります。ベケットはさっさと歩きだして一言「来ないの?」と。追いかけて行くキャッスル、しつこいがまさに犬だ。大型犬にしか見えん。

なんかシリーズ最終話みたいな話でしたが、ニッキーの小説が売れてなによりですな。なんか朗読会の読者層を見ると、女性主人公って受けそうもないと思ってたけど。ストームはハードボイルドな探偵だったんですよね、きっといい男の。日本だったらそこから女性警官が主役のシリーズが始まっても読者が付いてかない気もするけど。まあでもニッキーのお相手はイケメン記者らしいからそれでいいのかな。つうか別にキャラ萌え小説じゃないか。私が割とそういうのが気になる方なのでなんとなく。
なんにせよまだまだベケットに付きまとうわけだ。出来ればあんまりラブコメっぽいのとか、実際に付き合っちゃう方向へは行かないで欲しいけど。

by hyakurin | 2011-05-06 16:49 | 海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

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