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NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S2~S3の2話まで

シーズン2は更に面白かったです。事件のバリエーションも豊富で飽きません。久しぶりに時間をみっしり使ってるドラマを見た気がします。
お気に入り。神父が理想の花嫁にするために女性を監禁した話。トニーが囚人役で潜入捜査する話は犯人の計算された行動、実はその犯人が何人もの人間を殺してる殺人犯だと知った後のギブスの行動、何より犯人と行動を共にして、結局は撃たざるを得なかったトニーの気持ち、面白かった。
有名な探偵に憧れるマクギーとか。マクギーに珍しくちゃんと「ウルシはかぶれるよ」って教えてあげようとしたのに聞かなかったマクギーの哀れな姿とか。あの時珍しくギブスも気を使ってましたよね。でも思いっきり避けてたけど。
事件とは関係ないところでもトニーの車が盗まれてクラッシュしたとか、物凄く似た捜査班が出てきたりとか。そっちに気を取られて事件を見失って見直す事もしばしば。でも事件もホントに面白かった。
普通ドラマだと事件以外の部分が充実というか多すぎるのってあんまり好きじゃないんですが。ましてやこのドラマの登場人物って特に好きなタイプでもない。でも揃うとなぜか凄く魅力的なんですよね。ケイトのとんがったところもトニーのふざけたところも上手く中和されてるし。
トニーはますます好きです。決して同僚にはしたくないタイプだけど、チャラいところとかお喋りとかは好きじゃないけど、それだけじゃなくてちゃんと仕事が出来る、いざとなればケイトやマクギーをかばう、ボスに誰よりも尽くす、そういうところは大好き。
そのギブスなんて横暴すぎて嫌いなタイプのはずなのに、全然嫌じゃない。アビーとの関係が面白いからかも。アビーもまた凄い。みんなが恐れるギブスにも平然。そのギブスが元スナイパーとか、最初の妻子を何か悲劇的な状況で亡くしてるらしい?とか興味も尽きません。
興味と言えばアビー、いつも飲んでるでっかい飲み物、あれカフェイン飲料なんですね。カフェインが欲しいならお茶とかコーヒーにすればまだポリフェノールとか摂れるのに、なんて身体に悪そうな飲み物を飲んでるんだろうとかどうでもいい事を考えたり。でもトウフベジロールなんか食べるよりそこから改善した方が絶対いいと思うな。トウフベジロールの豆腐は日本人が想像するようなもんじゃなくて、本気ですっごいマズイらしいです。
話戻して。トニーがペストにかかっちゃう話はディティールもよく出来てるし、人間ドラマとしてもよかった。ケイトが嘘をついて危険を冒してまで側にいようとしたり、ギブスがとにかくカッコよかったなあ、トニーに「お前は死なない」って言い聞かせるシーンとか。またそれで本当に死なない辺りがさすがトニーと言うか。
目の見えない女の子が唯一の証言者で誘拐したのは実は…という話も見ごたえあった。

全体的には特にトニーとケイトの兄妹喧嘩はホントに好きだった。時には2人して息を合わせてマクギーをからかってみたり、競い合ったり。若かりし頃のケイトの浮かれた写真を巡っての2人の対決とか。だからねえ、シーズン2の最終回は衝撃でした…。いや、後のシーズンをちらっとみたらケイトじゃない女性がいたので退場はするんだろうなって思ったけど、あんな凄まじい…。
というか思わず、ギブスの馬鹿何が部下を死なせた事がないよ馬鹿ーって本気で言いましたからねテレビの前で。それくらい衝撃でした。
さすがのギブスがしばらくおかしくて、いつもと違って優しくされるのをトニーが嫌がってるのは少しおかしかったけど。いつものように叩いてくれるまで挑発してたのとか。そんなに優しいのは変なんだ。
しかしケイトの幻想に罵られるギブスはまだしも、他の男共ときたら。マクギーはキャットウーマンみたいな恰好で想像するし(やっぱりギークなんだなマクギー)トニーにいたっては制服&パンチラ(というかもろ見えって)なんか不謹慎な気もするけど、でもケイトってトニーに女として見られてないのをちょっと気にしてる部分もあったから、ああいうセクシーな妄想も許せるかな。私だったら死んじゃった後ならまあ、いいかって思うかも。
しかしその制服妄想でへらへらしてるのが今後同僚になるジヴァとの初対面って凄いよな。
ケイトを殺したアリがギブスを苦しめるのに部下の女性ばかり狙うのがホントに許せなかった。ギブスって奥さんと娘さんを守れなかったんですね…。だからそれが一番苦しむ事、やり方が汚い。でもそれでおそらく初めてかギブスが新しく長官になった元彼女?のジェニーに「プリーズ」って言うのが見れましたね。アビーも狙われて動揺してる時にトニーのお尻をいいとか言っちゃう辺りが面白い。
ジェニーも含め上部はアリをダブルスパイで使っていた事もあり、ケイトを殺したと認めたくない。更にモサドからやって来てアリを殺すなと言うジヴァはアリの異母兄妹。でも結局、ジヴァがギブスとの会話を聞いてアリがただ父親への恨みからギブスにそれを重ね合わせての犯行だと知り、射殺。そこまでの経緯に比べるとちょっとあっけない感じもしたかな。
しかし最後、告別式でようやく額に穴の開いてないケイトの幻想にギブスが「ソーリー」って言ったのが、なんか凄くぐっときました。普段絶対言わない主義らしいから余計に。

ああしかしケイトリン、好きだったよ。残念です。最初はホントに「女だから」とか言うのがステレオタイプに思えてウザって思ってたけど、強くて賢いのにトニーにからかわれてしまうところとか、可愛げとか優しさが見えてきてからはホントにいいなあって。見た目も凄く綺麗で素敵だったし。
代わりに加入するジヴァって人はモサドなのになんでNCISに入るのか、それもギブスのところとか。ケイトとはまた違った興味はありますけどね。でもケイト、本当に死んじゃって、あんな死に方でびっくりした。このドラマ、さすがに人気あるだけはありますね。いやいや、今後も楽しみ。

最後に超蛇足。アメリカ人でもマニュアル車が運転出来ない人もいるってこのドラマで初めて知った。日本みたいにAT車限定免許とかある訳じゃないし(多分)普通にできるもんだとばっかり思ってた。でもちょっと調べてみたらどうやら全然そんな事はなくて、若い人はAT車しか運転できない人も多いらしい。私だって一応、免許としてはマニュアル車も運転できる事になってるけど、全然だもんな。勉強になりました。

by hyakurin | 2011-02-18 18:28 | 海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

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